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おばはんの体育な日々

おばはんの体育な日々

第27回篠山ABCマラソン

第27回篠山ABCマラソン大会


 日時:平成19年3月4日(日) 天候:晴れ、弱風、超暑い

 ゴールタイム 3時間36分28秒 (NET 3時間35分06秒)

 ラップ(5km毎) (1.22) 24.34 23.39 24.33 24.12 24.12 24.54 29.41 26.54 12.29

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 篠山ABCマラソンは8回目の出走だ。フル30回目の記念レースでもある。
 昨年の篠山では20km過ぎで両足痙攣に見舞われ、4時間20分ばかしのワーストタイムを記録したため、今年はリベンジを誓っての参戦。
 その上成り行きでブログ友人のMagnum160411さんと勝負することになってしまい、さらに気合の入ったレースになった。
 事前に、悪くてもコースレコード(3時間31分台)、できたら自己ベスト(3時間25分台)更新などと、大口を叩いたこともあって、直前の作戦は強気一辺倒のものだったが、前日の天気予報でかなり暑くなりそう、ということで内心はかなり弱気にはなっていた。今までいいタイムが出たのは寒い日雨の日雪の日、脚がツったレースはすべて暑い日だった・・・暑いのは苦手なんである。
 だが、そんなことは言えないし書けない。うわべは強気を保ったまま、レース当日を迎えた。

 前日のブログに書いたレースのシナリオ

「入りの速度は許される最大に落とす・・・キロ4分48秒、5キロで24分。スタート後の混雑と、途中35kmのエイドでシシ汁をいただく時間を2分足して(2分は厳しいけど)、3時間24分台でゴール。
 対戦相手のMagnumさんの設定速度はキロ4分45秒だから、これで最後までいかれたら勝てないことになるが、明日の気候がこれをじゃまする、と見る。
 スピードダウンしたMagnumさんを、40km地点あたりで抜き去る、というシナリオだ。」

 対戦相手のMagnumさんはもちろん、楽天ブログランナーの方々も数多く参戦されるので、お会いできたらうれしい。タートルナオさんの初フルも応援したい。ハリーさんはご自身は脚の故障で走れないのに、応援に来てくださるという。
 暑いの寒いの言ってられない、とにかく全力で走るだけだ。

<スタートまで>
 
 朝からもあっとあったかい。
 昨日食べきれなくて残ったおはぎをひとつ食べてから、車で家を出た。
 途中、喫茶店でモーニング、分厚いトーストとゆで卵1個。

 会場に着いて、受付を済ませ、更衣に向かう。
 タートルナオさんとメール連絡、すぐに会えた!予想より小柄のランナー体型の方だった。時間があまりなくなってしまったので、更衣しながらいろいろお話した。
 この時点でかなり日が照って暑くて、ウェアをどうしようか悩んだが、痙攣防止にCW-Xは不可欠だし、シャツは長袖でも半袖でも通気性はいいから暑さはそうは変らない気がして、日焼けのことも考えて、予定通りの長袖長タイツの勝負服にした。赤のキャップは日焼け止め対策。
 ウェストポーチに、パワージェル、痙攣対策に梅丹・芍薬甘草湯を携帯することにした。

 スタート1時間前に、大福もち1個とヴァームを飲んだ。
 外に出ると開会式はすでに始まっていた。トイレに行くというナオさんと別れて、ストレッチをしているときMagnumさんと再会。一層引き締まって戦闘体制万全な感じだ。そのまま、1ブロックの同じとこらへんに並んだ。
 冬のレースなのに、突っ立って並んでいても全然寒くなくて暑いぐらい。これは大変なことになりそうだ。

 10:50 登記登録の選手がスタート。
 11:00 未登録の部の選手スタート。スタートラインまで1分20秒のロス。

★0~5km  24.34
 Magnumさんは設定速度以上で突っ走っていくと思っていたのに、ほとんど同じペースで近くを走っている。すごく安定したフォームと足取り。予想外だ。
 ハリーさんが沿道で大きな声で見送ってくれた。
 スタート直後の混雑を考慮すると、まあまあ設定どおりだ。

★5~10km  23.39
 かなり暑いので給水ポイントではすべてドリンクをとることにした。
 Magnumさんの背中が見えない、どうも後を走っているようだ。ますます予想外。
 この頃だったと思うけど、バン-マスさんが追い抜きざまに明るく声をかけてくださり、すぐに見えなくなった。
 この5kmは少し速過ぎだ。

★10~15km  24.33
 少し速度を落としたら、設定以上になってしまったが、アップダウンもあったしまあ許容範囲か。

★15~20 km  24.12
 やや上り傾向、の割に設定に近いペース。
 20km手前でMagnumさんが無言で追い越していった。
 
★20~25km  24.12
 アップダウンが繰り返し訪れるが、少しのオーバーで行けている。
 20kmまで走ってきた有森裕子さんとハイタッチして、気合を入れ直す。
 Magnumさんにはつかず離れず、背中の見える位置をキープ。彼のペースはまだまだ落ちない。ご自分の顔にビンタを入れて、気合を入れているようすがうかがえる。さすがにスゴイ・・・。
 昨年はここいらへんですでに脚がツリ、あとは這ってゴールしたようなものだっただけに、感慨深く通り過ぎた。
 
★25~30km  24.54
 この頃から右ふくらはぎにかすかな異変、痙攣の前兆か。少しスピードを落としてみるといったん消えたが、この先いかにも不安だ。ポーチから梅丹を出して何粒かかんだ。
 そのせいでか、この5kmはやや遅れたが、Magnumさんはまだ近くに見える。
 登録の部で10分先にスタートした、もりもり@神戸さんに追いついた。足の裏が痛くて、ファンランしてるそうだ。その割に声は元気そう。

★30~35km  29.41
 エイドでの給水の際に、芍薬甘草湯を1服のんだ。
 すぐに折り返し、Magnumさんとあまり離れずに続いて折り返した。Magnumさんはこちらに目線をやることなくただ前だけを見て走って行った。
 折り返してすぐ、31km地点でついに、右ふくらはぎがツった。立ち止まって屈伸を数回、歩くこと数十メートル、治まってきたのでゆっくり走り出すが、もうMagnumさんの背中は見えない。ゆっくり走っている分には何とかいけるが、スピードアップするとまたツリそうになる。ここで追撃の意欲は消失してしまった。
 32km地点にシシ汁エイドがある。予定ではここは1分で通過するはずだったが、もはや勝負はついてしまっているので、ゆっくり味わってシシ汁をいただいた。そのあともう1服芍薬甘草湯をのんで、またゆっくり走り出した。
 その後は薬が効いたか、ゆっくり走りのせいか、何とか脚は持ち直して、この5キロ30分かからずにすんだ。

★35~40km  26.54
 復路は向かい風だったが、脚の方が心配で風はそんなに気にならなかった。
 途中の私設エイドで、梅干とバナナをいただいた。
 何とか脚は動いてくれている。
 タートルナオさんとすれ違った、両手を上げて叫んだけど、気がつかなかったのか反応がないまま通過していった。かなり疲れている感じだったなぁ。初フル、何とか無事時間内に完走してもらいたい。
 私設エイドを開いているハリーさんにチョコをひとつもらった。
 Magnumさんに似た体型のランナーがはるかかなたに見えたが、その方がエイドで停止して近づくと全く違う人だった・・・やっぱりずっと先に行っちゃったんだぁ。
 いつもレースで会うmomokoさんに追いついた。かなり疲れた様子の走りだ。
 気がつけば、自分はジョギングペースの走りなんだけど、追い抜けるランナーが多い。思い直して、何とかこのまま脚が持てば、40分を切れる、と新たな目標を設置した。
 意外にも、この5キロを26分台で通過した。(実は加古川マラソンのときの終盤より速い)

★40~ゴール  12.30
 それでもだんだん足は動かなくなってきた。
 スピードアップして足がツったら元も子もない。ゴール前になって沿道の人が多いのに、特にゴール寸前でツって立ち止まったり歩いたりしたらカッコ悪い。ゴールで完走証に入れる写真撮影もあるのに、それなりには走っていないといけない。
 結局ジョギングペースのまま、ゴールした。
 
 ゴールタイム 3時間36分29秒 (NET 3時間35分09秒)

<ゴール後>

 ゴールすると、完走メダルをかけてくれ、ドリンクをくれる。脱水しているので1本すぐに飲み干した。
 シシ汁をいただきに向かうところで、バンマスさんに会った。かなり速いタイムでゴールされたと。
 シシ汁も1杯、おつゆまで完食。
 すぐにMagnumさんも発見、28分台でゴールされたという。完敗だ。潔く敵の勝利を称える。

 この大会は完走証は後日、写真入で送って来てくれる。いい写真が撮れていないことも多いけど。

 更衣室に入ろうとシューズを脱ぎかかったとき、右ふくらはぎを強烈な痙攣が襲った。もう少しで階段から転げ落ちるところだった。通りかかったランナーさんに、親指を引っ張ってもらって何とか収束したが、これがコース上で起きないでほんとによかった。
 
 更衣後、待ち合わせ場所で、バンマスさん、ハリーさん、Magnumさんと再会。しげるVK925さんを待つあいだ、そろそろタートルナオさんがゴールしてくるかな、と思ってゴール後のチップを外す場所あたりを見回っていたら、完走メダルを首にかけたゴール直後のナオさんを発見。ハグして完走のヨロコビを分かち合った。

 ナオさんはオフ会はパスということなので、若い(!)男の人4人と会食へ。おばちゃん一人浮いてたかもしれないけど、とても楽しい時間だった。普段周囲でマラソンやウルトラの話で盛り上がれる人はいないので。


 気合を入れて臨んだ篠山決戦ではあったが、不安的中、脚の痙攣のため、勝負は完敗に終わった。
 痙攣も実力のうちだと思うし、全くもって惜しくないので、悔しいことはない。さわやかな敗北だ。
 ツった割には、ツらなかったときよりいいタイムでゴールできているのは、それなりに私も進化したのかもしれないと思える。またいつか自己ベストを狙う気持ちでレースに臨めればいいな、と今は思う。

 参加賞Tシャツ(速乾素材になった)と完走メダル。今日篠山市のHPを見てみると、未登録女子の完走率は58%だったそうだ。今までそうは思っていなかったが、完走するってたいしたもんなのよねぇ。

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